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アイヌ刺しゅう文様がデパートの紙袋に 丸井今井札幌本店がショッピングバッグのデザインを一新

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北海道の老舗百貨店「丸井今井札幌本店」のショッピングバッグ(紙袋)が5月1日からアイヌ刺しゅう文様のデザインに一新されました。

「ファッションアイテムとしてのショッピングバッグ」をコンセプトに、丸井今井のコーポレートカラーの赤と北海道の海をイメージした青でハートに見えるアイヌの刺しゅうの文様を表現。

伊勢丹のロゴマークも手掛けたアートディレクター戸田正寿氏のデザインを基に、アイヌ服飾文様研究家であり、ヴォーグ学園札幌校のアイヌ刺しゅう担当講師でもある津田命子(のぶこ)先生が実際に刺しゅうしたものを画像化し、ショッピングバッグに印刷しています。

アイヌ文様は海外で評価が高まっているほか、2020年に国立アイヌ民族博物館の開館を控えていることや、芸術性の高いアイヌ文様で彩られたショッピングバッグが道内をはじめ海外へと拡散していくことで北海道の地元百貨店として文化振興の一助を担えればと考え採用を決めたそうですが、ハンドメイドがこういった形で皆さんの目に触れるのはとても嬉しいことです。

こちらは津田命子先生とバッグ制作にあたってのコメントです。

「キルトジャパン2016年10月号秋」(日本ヴォーグ社)撮影/森谷則秋

アイヌの衣服の文様は魔除けです。故萱野茂氏によれば、アイヌは、畑や山での作業の傍ら、子どもを寝かせた周囲に荷縄をめぐらせると、この縄の内側にはどんな魔神も入ることができないという信仰をもっていました。衣服の外縁部にまわした刺繍も、魔物から身を守る結界なのです。ハートに見える形の先のとがった部分も魔除けの役割があり、アイヌ語で「キラウ」、角(ツノ)という意味です。アイヌ文様の魅力の一つは“ゆらぎ”です。文様の刺繍は手作業ですので、左右対称を意図しても少しずつどこかがずれていきます。これが“ゆらぎ”となります。自然の中に左右対称であるものはそうそう存在しません。アイヌの衣服の文様は手作りのため、自然に見られるような“ゆらぎ”が結果的に生まれ、魅力があり、見飽きないのです。 「このショッピングバッグはかわいくて素敵だから、手に持つと楽しい」と思っていただければ、なによりうれしいです。

アイヌ文化のいろいろな意味が込められていながらも、ファッションアイテムとしても通用するショッピングバッグ。札幌に観光へいらっしゃる方には、商品を入れてもらう袋でさえも嬉しいお土産にもなりそうですね。

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