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From New Yorkコラム

From New York by Mari Tobita #13

Knitted sneakers / ニットのスニーカー

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ずいぶん前になるけれども、幅が狭く薄い足の持ち主の 私はスニーカーでさえ足に合わず、革靴となると皮の折り目や縫い目がちょっとでも足に当たると靴ずれを起こしていた。いくつもの靴ずれの後、靴底はゴムだけれどアッパーがニットの靴を見つけた。スニーカーというよりはウォーキングシューズのような感じだった。紐がはき口についていて締めれば脱げるようなことはないと書いてあった。本当に大丈夫か試してみたいと思ったけれど、売っているお店を見つけられなかったのでオーダーすることにした。

ニットスニーカーの編み地

数日後に届いたニットの靴のアッパーは伸びのない糸の編み地で柔らかだけれど、幅広の足の人には甲の支えもしっかりあって良いと思った。ただ残念ながら私の足は靴の中で左右に動いてしまった。デザイン的にもその当時の私にはかなり苦しいものがあった。

最近はスニーカーのバリエーションもずいぶん増えて、靴ずれを起こさないスニーカーを見つけることができるようになった。

売り場にずらりと並んだニットスニーカー

そうしているうちに大手のメーカーがニットスニーカーを売り出した。編み地も素材も足にフィットし軽く柔軟性を持ちながら強度と伸縮性にも優れているという。 数年前に、ニットの靴下にゴム底が付いたものを見かけたことがあったけれど、履き心地はともかく、地下足袋のようでデザイン的にはちょっと難しかった。

昨今見られるようになったニットスニーカーはデザイン的にもかなり新しい感じで、いろいろな素材を混ぜたり 強度を強めたり、ステッチパターンでメッシュにしたり二重にしたり、生地や革の代用品ではなくニット独自の工夫がされている。 編み物の特徴の一つに縫い合わせをせずに一体型で形を作る事ができるというものがあるけれど、最近の手編みでも人気のシームレスニッティングとコンセプトはよく似ているように思う。

女性用のニットスニーカー

スニーカー用のニットはハンドニットと比べると、もっとテクノロジーに密接している。私の編み物はトラディショナル派だけれど、ニットスニーカーに関しては革新派かな。別素材や色々なテクニックを加えることで履きやすい靴が開発されるなんて、これから先どんなものが出てくるか楽しみだ。

PROFILE

Mari Tobita

北海道教育大学札幌分校特美卒。1996年に米国に移住。舞台や映像のパペットデザイナーとして働く。2002年よりNY在住のニットデザイナーShirley Paden氏に師事。2005年よりオリジナルデザインを発表。Vogue knitting、Interweave knits他に掲載。

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