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コラム

From New York by Mari Tobita #12

遠足/Maryland Sheep & Wool Festival へ出かける

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友達に誘われてメリーランドシープ&ウールフェスへ出かけた。金曜日にバスでニューヨークを出る。あいにくの土砂降りでスニーカーもジーンズもビチョビチョ状態でバスに乗り込んだ。係員の人が見るに見かねてペーパータオルを配ってくれた、点数高いぞこのバス会社。

バスの中は珍しいことにクーラーが効いていなかったので、もわっとしたバスの中で風邪をひかずに済んだ。ニューヨークを離れると雨が小降りになって1箇所トイレ休憩とドライバーのチェンジで10分止まっただけで走り続ける。私の降りる所まで4時間と少々、バスが止まったところに友達が車で待っていてくれた、ありがたや。

入場を待つながーい列

土曜日に半日のワークショップを午前午後と取る予定で、駐車場の確保に朝早く出る。8時半開場予定だったので、私たちは7時半ごろ着いて車の中で入場を待つ人たちの列を眺める。 8時頃急に列が動き出した。あれって思っていると確かに入場が始まっている、慌てて車を出て「前売り券を持っている」列に並ぶ。列はかなり早く動いて15分ほどで入場できた。

広い会場にベンダーのテントが広がる。ワークショップの会場に着き席を確保してから、トイレだ。大きなイベントはトイレがいつも問題になる、たくさんの簡易トイレが並んでいるが、誰しも建物の中にあるトイレを使いたい。大した列になっていなかったのでほとんど待たずに用を足しトイレを出ると列の長さは5倍ほどになっていた。寒いとね、行きたくなるよね。

クラスへ戻ると先生が既に到着して準備を始めていた。Franklin Habitさんはワークショップがすぐ売り切れてしまうほどの人気のある先生だ 。午前中のクラスは「タッセレーション」これは何かというと、隙間なく並べられる同じ図形のこと、例えば、サッカーボールや亀の甲羅やモザイク等。その図形の作り方を習った、どちらかというと編み物というより算数のクラスのようだった。

お昼は持って行ったので、教室で食べながらクラスメートの話に耳を傾ける。どこの食べ物ベンダーが今年はおいしいかとか、列が長いとか、ほとんどの人たちは毎年楽しみに来ている人たちなので情報が多い。

午後からは「ガーター編みの編み込み」。モザイク編みとどう違うのだろうと疑問に思っていたけれど、難しいことはなかった。モザイク編みは引き上げ編みで模様を作って後ろ側には糸は渡らない、ガーター編みの編み込みは2段一組で後ろに普通の編み込みのように糸が渡る。このクラスではI-cord (アイコード)の縁編みも習った。細かいヒントがいろいろあって面白い。二つクラスが終わるとヘトヘトになる。友人は朝からコチニールで着分の毛糸を染めるという1日クラスを取っていた。コチニールはカイガラムシから取られた赤い色素で、媒染材を変えながら同じ赤でも色々な色味を出していた。たっぷり着分の毛糸を抱えて戻ってきた。どんなセーターになるか楽しみだ。

日曜日はお買い物とイベントの日。まずは朝から色々な種類の羊についてのお話に参加する。たくさんの羊が展示されているバーンへ行ってシェトランドやメリノという色々な種類の羊たちの毛を触ったり羊農家のお話を聞いたりする。

初めて見たメリノ羊

半分くらいの羊は毛が汚れないようにコートを着ている。どこの農家もうちの羊はすごいよ、紡いでみる?と誘ってくれる。刈った羊の毛はお隣のバーンで売られているけれど人気の羊の毛は2年待ちだそうだ。羊ばかりではなくアルパカや、アンゴラウサギもいた。同じ敷地内でチーズやミルク、当然羊肉も販売してあった。お土産にチーズを購入。

評判のフレンチアーティチョーク

お昼に話題のフレンチアーティチョークをいただく、評判通りにとっても美味しい。午後から編み物のパターンの歴史に関してのレクチャーを受け、その後シープドックのお仕事ぶりを見に移動。雨がぱらつく寒い日だったけれどその分たくさんお人たちが自分で編んだスカーフやストールを身につけていて、それを見るだけでも楽しかった。

シープドッグショー

コンテストやスピニングや毛がりなどのイベントも体一つでは全部回れず、来年戻ってくる理由になると言い訳してベンダーのテントをめぐる。手染めの毛糸が人気なのでたくさんの手染めの毛糸があるけれど「これ!」という色が見つけられない。それでも3カセ手に入れてきた。来年はちゃんと着分買おうと心に決める。

ベンダーのテント群

次の日の朝、大満足で家路につく。ニューヨーク州で10月にあるラインベックのフェスティバルも有名だけど、こちらも同じくらいの規模で負けないくらい面白かった。 来年も行けるといいなあ。

PROFILE

Mari Tobita

北海道教育大学札幌分校特美卒。1996年に米国に移住。舞台や映像のパペットデザイナーとして働く。2002年よりNY在住のニットデザイナーShirley Paden氏に師事。2005年よりオリジナルデザインを発表。Vogue knitting、Interweave knits他に掲載。

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